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少年サッカーで罵声を浴びせるコーチ [少年サッカー コーチ]
以前私の長男が所属していた少年団で、ちょっとしたトラブルがありました。
それは公式戦の試合でのこと、私の息子が試合中に相手選手と交錯して倒れてけがをしてしまい、急きょ控えの選手と交代させることになったのです。
そこで当時のコーチはいつもベンチにいる6年生の子を呼び、「しっかりやって来い」と言ってピッチに入れたのですよね。
この6年生はとても真面目で練習熱心なんですが、ハッキリ言って上手くありません。だからいつも公式戦ではベンチだったんですが、この公式戦が6年生の最後の試合だったんです。
粋な計らいをするなと、私はコーチを見直したものでしたw
ただ、やっぱりその子はセンスがないのか、動きにムダがあるように見えます。コーチは「何やってるんだ、しっかりやれ!」「抜かれて突っ立ってんじゃない」などと、再三ゲキを飛ばしていました。
結局、その試合は負けてしまったんですけど、問題はその試合の後のこと。コーチのもとにやって来たのは、急きょ試合に出た6年生の子のお母さんでした。
「あんな言い方はひどいんじゃないですか?うちの子だって一生懸命やっているんです。あんなに罵声を浴びせられたら、やろうと思ってもやれないんじゃないですか」と、けっこうな剣幕です。
私たちからすれば、普段からそんなことは聞く言葉だったんですけど、お母さんからしたら初めて聞く我が子へのゲキがショックで、罵声に聞こえたのでしょう。
でも、そのコーチは冷静でした。「罵声ととられたのは私の未熟さからですね。どうもすみません。でも、けっして私は罵声を浴びせたわけではありません。私は〇〇君が誰よりも練習していることを知っています。そして私の話をいつも真剣に聞いてくれるのも〇〇君なんです」。
険しかったお母さんの表情が少し和らぎました。そしてコーチの言葉はまだ続きます。
「私の気持ちとしては、チームの全員を出してあげたいというのが本音です。でも、お父さんお母さんにはいろんな考えの方がおられます。やはり試合は勝たなければ意味がないという方もおられるんです」。
「だから、公式戦だけは、申し訳ないがレギュラー組を先発として組んできました。でも、今日はアクシデントはありましたが、それがなくても後半は〇〇君を試合に出そうと思っていました。それが〇〇君に対する私の愛だったからです」。
その時にはすでに、お母さんの顔は涙でクシャクシャになっていました。
コーチの話はまだ続きます。
「〇〇君は中学でもサッカーをやると言ってました。今は決して上手いとは言えませんが、練習を積んでいけばきっと上手くなると私は思っています。今日の試合も、私が具体的な指示を出せば〇〇君はしっかりと動いてくれるんですよ。でも、それではダメなんです。サッカーは自分で考えて動かなければダメなんです」。
その時にはお母さんは膝をつき、両手で顔を覆いながら何度も頷いておられました。
母親が抗議しているので、バツが悪そうに離れたところで見ていた〇〇君でしたが、やがてお母さんの元へやって来ると、お母さんを立つように促しコーチに笑顔で一礼して帰って行きました。
後日談ですが、その夜、〇〇君のお母さんから電話があり、コーチに感謝の意を述べられたそうです。
きっと〇〇君から、コーチからはいつも何かと声を掛けてもらっていることや、手伝いをすると必ずお礼を言ってくれることなど、コーチのいろんないいところを聞かされたんでしょね。
たまに相手チームのコーチが、大きな声で指示を出しているのを見ることがありますが、選手たちも一生懸命ならコーチだって一生懸命なんですよね。うがった見方をすれば罵声にも聞こえるんでしょうが、そこは相手の心を慮ることも必要ですね。
さて、この一件のあとコーチの株が上がったのは言うまでもありませんw
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でも、そのコーチは冷静でした。「罵声ととられたのは私の未熟さからですね。どうもすみません。でも、けっして私は罵声を浴びせたわけではありません。私は〇〇君が誰よりも練習していることを知っています。そして私の話をいつも真剣に聞いてくれるのも〇〇君なんです」。
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タグ:コーチ
2017-05-10 09:16
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